肝炎とは|いしい内科・糖尿病クリニック|岩手県盛岡市
いしい内科・糖尿病クリニックでは、肝炎の検査・治療を積極的に行っています。
肝炎とは
肝炎は、様々な原因により肝臓に炎症が生じる病気です。炎症により肝臓の細胞が破壊され、肝臓の機能が低下していきます。
肝細胞の破壊と修復が繰り返されると、肝臓の線維化が起こって硬くなり、肝硬変、肝がんに進む場合があります。
肝炎の原因には肝炎ウイルス、自己免疫性肝疾患、脂肪肝などがあります
肝炎の原因は、大部分がC型肝炎(70%)、次にB型肝炎(17%)です。そのほか、免疫の変調によって起こる自己免疫性肝疾患、脂肪肝が進行して起こる非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)など栄養の異常によっても肝炎が起こります。
肝炎の原因はウイルス感染が80%です。
肝炎とは、肝臓に炎症が起こり、肝細胞が壊されていく病気です。その原因には、ウイルス、アルコール、自己免疫、薬物耐性などがありますが、日本では肝炎の多くが「ウイルス性肝炎」といわれています。肝炎ウイルスで問題となるのは、慢性化しやすいB型とC型の肝炎ウイルスです。
いしい内科・糖尿病クリニックでは、肝炎ウイルス検診を積極的に行っています。
もちろん、保険診療での肝炎ウイルス検査もいつでも受け付けています。
日本人の100人に1人が感染
日本には慢性肝炎ウイルス感染者が150~200万人いると推測されています。しかし、医療機関で何らかの治療を受けている人は50万人ほどにすぎません。残りの100~150万人は感染の自覚がなく、ウイルス検査も受けていない人が多いといわれています。厚生労働省が平成14年から市町村の住民健診に肝炎ウイルス検診を加えたところ、1年間で新たに3万人のC型肝炎ウイルス感染者が発見されています。
肝炎と糖尿病
Q. 糖尿病の人は肝炎になりやすいのでしょうか?
A. 糖尿病の人が肝炎になりやすいのではなく、「肝炎があると糖尿病になりやすい」です。
B型、C型のウイルス性肝炎の患者さんに糖尿病の人が多いことが分かっています。その理由としてはウイルス感染によるインスリン抵抗性(インスリンの効きにくさ)の増大が関係している可能性などが考えられています。
肝炎で治療中の方は、定期的な血糖値の検査も受けましょう。