肝炎の治療には医療費が助成されます|いしい内科・糖尿病クリニック|岩手県盛岡市
肝炎、肝硬変の治療は条件を満たせば医療費が助成される制度があります。ただし制度が複雑なため、患者さんが自分自身で把握するのは難しいのが現状です。いしい内科・糖尿病クリニックでは通院中の患者様には医療費助成の申請手続きをお手伝いいたします。
医療費助成と高額療養費制度
自己負担限度額
1か月あたり原則1万円(所得の高い人は2万円)を超える医療費について助成を受けられます。
自己負担上限額(月額)
世帯の市町村民税(所得割)課税年額 | 自己負担上限額(月額) |
235,000円以上 | 20,000円 |
235,000円未満 | 10,000円 |
「抗ウイルス治療」は、医療費助成を受けることができます
B型またはC型肝炎に行われる「抗ウイルス治療」は高額医療となりますが、現在、厚生労働省と各都道府県では、「抗ウイルス治療」に対する医療費助成を行っています。申請を行うことで、治療費の自己負担を軽減することができます。
いしい内科・糖尿病クリニックでは医療費助成の申請手続きをお手伝いいたします。
いしい内科・糖尿病クリニックは岩手県肝疾患診療ネットワークの肝炎かかりつけ医に指定されています。
いしい内科・糖尿病クリニックで治療を行う患者様の、B型、C型肝炎ウイルスの治療について、医療費助成の申請手続きをお手伝いいたします。
お気軽にお問い合わせください。
申請手続き
この制度を利用するには、県央保健所に必要な書類をそろえて提出していただく必要があります。提出後、岩手県の審査に通ると「肝炎治療受給者証」と「自己負担上限額管理票」が交付されます。
重症化予防事業(検査費助成制度)
自治体や保健所の肝炎ウイルス検査で陽性が判明した方に対して検査費用の助成制度があります
都道府県担当課または保健所で手続きを行います。
B型肝炎特別措置法に基づく給付金
我が国では出生時の母子感染の他、昭和60年代初頭までに集団予防接種などの際に行われていた注射器の連続使用が原因で、多くの方がB型肝炎ウイルスに感染したと見込まれています(最大で40万人以上が集団予防接種により感染した可能性があります)。
以下の条件に当てはまる方は、一定の手続きによって国からの給付金を受け取ることができます。
☑B型肝炎ウイルスに持続感染している方
☑満7歳になるまでに集団予防接種を受けた方
☑昭和23年7月1日~昭和63年1月27日の間に集団予防接種を受けた方
☑集団予防接種以外の感染原因(母子感染・輸血など)がない方
●給付金対象者から母子(父子)感染している方や、給付金対象者の相続人も対象となります。
C型肝炎救済特別措置法に基づく給付金
出産や手術で大量出血となった際に特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固因子製剤を投与されたことによってC型肝炎ウイルスに感染した方と、厚生労働省の間で給付金の和解が進められています。
獲得性の傷病※1について「特定フィブリノゲン製剤」や「特定血液凝固Ⅸ因子製剤」の投与を受けたことによって、C型肝炎ウイルスに感染された方※2とその相続人です。
※1)妊娠中や出産時の大量出血、手術での大量出血、新生児出血症などが該当します。また、手術での腱・骨折片などの接着の際に、フィブリン糊として使用された場合も該当します。
※2)すでに治癒した方や、感染した方からの母子感染で感染された方も対象となります。